「スーパーシャローとシャロー、どう違うの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、沈下スピード・使い分け・適したシチュエーションを徹底解説!
本記事では、エギ王Kのスーパーシャローとシャローの違いを初心者にもわかりやすく比較し、「迷ったときはこの1本!」という選び方まで丁寧にまとめています。
釣り場での判断に迷わないよう、選び方チャート・状況別おすすめ表もご用意しました。
初めての方も、買い替えを検討中の方も、この記事を読めば自信を持って1本選べるようになります!
1.「シャロー」「スーパーシャロー」はフォールスピードが違う

エギングを始めて少し経つと、必ず目にするのが「シャロー(S)」や「スーパーシャロー(SS)」といった言葉。でもこれ、パッと見では何が違うのかよくわからない……って人、けっこう多いんじゃないでしょうか?
結論から言えば、沈下スピード(=フォールスピード)の違いです。
- ゆっくり沈むのが「シャロー(Sharrow)」
- さらにゆっくりなのが「スーパーシャロー(Supper Sharrow」
シャロー/スーパーシャローが存在するモデル
エギ王シリーズの中でも、すべてのモデルにこのシャローやスーパーシャローが用意されているわけではありません。
モデル名 | シャロー(S) | スーパーシャロー(SS) |
---|---|---|
エギ王K | ✅ 対応あり | ✅ 対応あり |
エギ王LIVE | ✅ 対応あり | ❌ なし |
エギ王Search | ❌ なし | ❌ なし |
エギ王TR | ❌ なし | ❌ なし |
- エギ王Kにはシャロー・スーパーシャローの両タイプ有り
- エギ王LIVEはシャローのみ
- エギ王Search・エギ王TRはシャロー及びスーパーシャロー無し
シャローとスーパーシャローの見分け方
「シャローとスーパーシャロー、どっちだったっけ?」
そんなときは、エギ本体の“羽の色”を見るのが一番カンタンで確実です!
見分けポイント:羽(サイドフィン)の色
エギ王Kシリーズでは、沈下スピードのタイプごとに羽の色が変えてあるため、パッと見でも判別しやすくなっています。

タイプ | 羽の色 | ボディの特徴 |
---|---|---|
ノーマル | 茶色 | 特に無し |
シャロー(S) | 茶色+青色 | 青い大きい丸 |
スーパーシャロー(SS) | 青色 | 青い反転 |
- 「羽の色」を見れば即判別できる!
- ボディの斑点でも見分け可能!
シャローとスーパーシャローどっちが釣れるの?
「スーパーシャローのほうがじっくりアピールできるから釣れやすいでしょ?」という声もありますが、実は一概には言えません。
というのも、水深や潮の速さ、イカの活性によって沈みすぎないことが逆効果になることもあるんです。
本記事では、「シャロー」と「スーパーシャロー」の違いを具体的に比較しつつ、どういう場面でどっちを選ぶべきか?*を実践的に解説していきます。
2. シャローとスーパーシャローのスペック比較

シャローとスーパーシャローの最大の違いは、沈下スピードにあります。
同じ号数であっても、フォールにかかる時間には大きな差があり、釣り場の水深や潮流によって選ぶべきモデルが異なります。
号数 | ノーマル | シャロー(S) | スーパーシャロー(SS) |
---|---|---|---|
2.5号 | 約5.0秒/m | 該当モデル無し | 該当モデル無し |
3.0号 | 約3.0秒/m | 約6.0秒/m | 約8.0秒/m |
3.5号 | 約3.0秒/m | 約6.0秒/m | 約8.0秒/m |
シャローやスーパーシャローは、ノーマルに比べておよそ3倍近くゆっくりと沈みます。
そのため、水深が浅いシャローエリアや、イカに長く見せたいときに非常に有効です。
一方で、潮流や風の影響を受けやすいというデメリットもあり、使用には注意が必要です。
シャローとスーパーシャローは単純な上下関係ではなく、それぞれに適した場面が存在します。
どのような状況でどちらを選べばよいのかを、シチュエーション別に整理していきます。

3. シチュエーション別|シャローとスーパーシャローの使い分け

「シャロー」と「スーパーシャロー」どちらが優れているという話ではなく、状況に応じた使い分けが重要です。
以下では、よくある釣り場のシーン別に、どちらのタイプが適しているかを整理します。
【水深別の使い分け】
水深 | タイプ | 備考 |
---|---|---|
1~2m前後 | スーパーシャロー(SS) | 根掛かり回避&アピール時間を長くできる |
2~4m前後 | シャロー(S) | 流れに乗せやすく、バランスも良好 |
5m以上 | ノーマルタイプ | 通常フォールのほうが効率的 |
【潮の流れと風の強さ】
- 潮が効いている or 風がある → シャローのほうが安定しやすい
- 潮が緩い or 無風~微風 → スーパーシャローで見せ時間を最大化
スーパーシャローは、潮に流されやすいため、ラインメンディングやロッド操作が重要になります。
【イカの活性やプレッシャー】
- 活性が高い/サイトで追ってくる→ シャローでテンポよく探る
- 活性が低い/スレている → スーパーシャローで“じっくり魅せる”
長く見せる=釣れる、ではないこともポイントです。
イカの活性や場荒れの状況に応じて、あえて「早めのシャローあるいは通常モデル」で勝負することも有効です。
- 迷ったら水深と潮流で選ぶ
- スーパーシャローは使いどころを誤ると扱いづらい反面、条件がハマれば効果的なモデル
また上記以外にも季節によってモデルを変えたりします。
例えば、秋は活性が高いためノーマルタイプを、春は活性が低い親イカが多いため、シャローもしくはスーパーシャローでじっくりと見せることが重要です。
次章では、具体的なおすすめカラーやモデルの組み合わせを紹介します。
4. カラーとタイプの相性|おすすめの組み合わせ例

シャロー・スーパーシャローを選ぶ際は、沈下スピードだけでなく、カラーとの組み合わせも釣果に大きく影響します。
ここでは、「タイプ×カラー」で相性の良い組み合わせを紹介します。
【水質・天候に応じた使い分け】
水質/天候 | 下地/布 | モデル | おすすめカラー |
---|---|---|---|
澄み潮 × 晴天 | ナチュラルカラー | スーパーシャロー | 金アジ |
澄み潮 × 曇り | ケイムラ、490グロー | シャロー | グリーンエナジー |
濁り潮 × 曇天 | 赤、ネオンブライト | シャロー | クラクラウッディ |
ナイトゲーム | 紫、夜光 | スーパーシャロー | マリアナモンスター |
水深が浅いシャロー帯では「クリアなどの透け感のあるカラー×SS」が有効
5. 初心者はどっちを選んだらよい?

「シャローとスーパーシャロー(SS)、どっちを選べばいいかわからない」
という初心者向けに、簡単なチャートで選び方を整理しました。
【選び方チャート】

- 水深が浅くて潮も緩い場所(例:港湾内・干潮時のゴロタ) → スーパーシャロー
- シャロー帯でも風が強い/潮が効いている → ノーマルタイプがおすすめ
- 潮流が早い堤防先端など → シャローよりもノーマルタイプ
【迷ったらこれでOK】
上記の表でもよくわからない…、どのモデルを選ぶか迷ったら、この表をチェックしてみてください!
「季節」や「釣り場の状況」に合わせて、最初の1本がすぐにわかります。
条件 | 最初の1本におすすめ |
---|---|
春の漁港、潮が緩い日中 | スーパーシャロー |
春の地磯、シャロー帯 | シャロー or ノーマル |
秋序盤全般(新子シーズン) | ノーマル |
秋終盤全般 | シャロー or ノーマル |
よくわからない or 初場所 | ノーマル |
- 春はシャローやスーパーシャロー
- 秋序盤(新子シーズン)はノーマル
- 秋終盤はシャローorノーマル
次章では、記事全体をまとめつつ、両モデルの選び方を再確認します。
6. まとめ|エギ王「シャロー」と「スーパーシャロー」の違いと選び方

エギ王Kシリーズの「シャロー」と「スーパーシャロー」は、どちらもスローフォールを特徴とするモデルですが、使用するシチュエーションによって適切な選択が求められます。
シャロータイプ
- 沈下速度:約6秒/m
- 適した場面:やや深めのシャロー帯、風や潮の影響があるエリア
- 特徴:操作の安定感があり、汎用性が高い
スーパーシャロータイプ
- 沈下速度:約8秒/m
- 適した場面:水深が浅く、潮の流れが緩やかな場所(例:干潮時のゴロタ浜、港湾内)
- 特徴:ゆっくりと沈むため、スレイカへのアピールに効果的
選択に迷った場合は、以下のポイントを参考にしてください。
- まず1本試したい初心者:シャロータイプがおすすめ
- 春の港湾・干潮ゴロタ:スーパーシャローがおすすめ
- 初めての場所や状況が読めない場合:シャローまたはノーマルで様子を見る
エギの選択は釣果に直結する重要な要素です。本記事のチャートや比較表を活用し、釣り場の状況に合ったエギを選ぶことで、より良い釣果が期待できます。
ぜひ、あなたの釣りスタイルに合ったエギ王を見つけてください。
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