「エギ王には“ケイムラ”とか“グロー”とか色んなボディカラーがあるけど…結局どれがいいの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、エギのボディカラー(下地)は水中での“見え方”に直結する重要な要素です。その時々の状況に合った下地を選ぶことで、釣果アップにもつながります。
本記事では、エギ王シリーズに使われている下地カラーの特徴や違いを徹底解説します。ナチュラル系や夜光系、最新のネオンブライトまで網羅して、初心者の方にもわかりやすく紹介します!
この記事の目次
エギにおける「布色」とは
エギの表面には「布(ぬの)」が巻かれており、これを布色(ぬのいろ)と呼びます。この布色は、下地カラーとは別にエギの「光の拡散」や「水中での波動」を決める重要な要素です。
ベーシック布
ベーシック布は、適度なアピール力と透過性を備えた万能タイプで、場所や状況を選ばず安定した実績を持つ信頼の布地です。背と腹の色のコントラストで捕食スイッチを刺激し、耐久性にも優れるためボトム攻略にも適しています。

出典元:YAMASHITA
ラメ布
ラメ布は強いアピール力が特徴で、粗い織りによってボディカラーの反射や発光効果を最大限に引き出します。ラメのきらめきと下地の発光が相乗し、高活性なイカをテンポよく狙える攻めの布地です。

出典元:YAMASHITA
ナチュラル布

出典元:YAMASHITA
ナチュラル布は、目の細かい織りでベイトフィッシュの質感をリアルに再現し、360°どこから見ても自然なシルエットを演出します。水抵抗も少なく、キレのあるダートで“逃げる小魚”のような動きを再現でき、その日イカが狙っているエサにそっくりな動きと見た目でアピールできます。
エギの「下地」とは【ボディ】
内部のボディに塗られた色や加工。光の反射・透過・蓄光性能などに大きく関わり、水中での“エギの見え方”を左右する核心部分です。下地を正しく選ぶことで、アピールの強弱やイカへの見せ方を自在にコントロールできるようになります。
下地の役割は「光の使い方」
下地によって、水中でのエギの光り方・存在感は大きく変わります。
たとえば…
- 銀テープ
→ 強く光を反射して小魚っぽさを演出 - 金テープ
→ 濁り潮でも目立つ強いフラッシング - ケイムラ
→ 紫外線(太陽光)に反応して発光 - グロー(夜光)
→ 自ら光って暗闇でもアピール
こうした下地をうまく使い分けることが、釣果を伸ばす第一歩です。
それぞれの特徴について、詳細を説明していきます。
単色ボディカラーの特徴と使い分け
エギ王には、「金」「銀」「赤」などの単色ボディカラーが数多く使われています。
これらのカラーは、主に光の反射や見え方の違いによって分類でき、イカの反応にも大きく影響します。
ここでは、実際の使用シチュエーションをもとに、3つのタイプに分類して解説します。
ナチュラル系ボディカラー

出典元:YAMASHITA
✅ 自然な反射で、スレたイカにも効果的。
✅ 澄み潮・晴天・日中での使用がおすすめ。
- 緑:
→サイトでも違和感なくアピール - 銀
→晴天や澄んだ水質でナチュラルなアプローチに - ホロ
→小魚のようなリアルさを演出 - 青:
→プレッシャーの高いポイントにも最適
夜釣り向けボディカラー

出典元:YAMASHITA
✅ 暗所でもしっかりシルエットが残る色味
✅ 夜釣りや曇天、朝マヅメにも効果的
- 赤:
→夜間での視認性に優れる - 紫:
→曇天や朝マヅメにも強い
アピール系ボディカラー

出典元:YAMASHITA
✅ 濁り潮や曇天等、視界が悪いときに存在感を発揮
✅ 活性の高い個体へのアプローチに◎
- ピンク:
→濁り潮や朝の光量が少ない時間帯に効果的 - 金:
→濁り潮でもしっかりアピール。
それぞれのカラーには役割がありますが、「濁ってる日は金・ピンク」「澄んでる日は銀・青」と覚えておけばOK。あとは実際に使って、フィールドや潮色に合わせて微調整していくのが上達への近道です。
夜光&490グローの違いと使い分け
暗い水中でも“光ってアピール”できるのが夜光ボディと490グローボディ。どちらもナイトゲームで定番ですが、実は性質や効果に違いがあります。ここでは、2つの違いを分かりやすく整理します。
夜光ボディ(ノーマルグロー)

出典元:YAMASHITA
490グローボディ(YAMASHITA独自)

出典元:YAMASHITA
夜光 vs 490グロー 比較表
水中の明るさや潮の濁り具合によって、エギの「見え方」は大きく変わります。下の図は、光の状況に応じて夜光・ケイムラ・490グローをどう使い分けるかを示したイメージです。それぞれの特性を簡単な表にまとめることができます。

出典元:YAMASHITA
項目 | 夜光 | 490グロー |
---|---|---|
光の色 | 緑っぽく光る | 青白く、やや控えめに光る |
波長 | 約520nm〜 | 490nm(イカに最適) |
アピール強度 | 強め(広範囲) | ナチュラル寄り |
スレやすさ | ややスレやすい | スレにくい |
対応時間帯 | 夜間 | 朝まづめ、夕まづめ、夜間 |
490グローは夜だけでなく、朝日が昇る「朝まづめ」や、日が沈む「夕まづめ」にも効果的な下地です。
夜光が“夜専用”なのに対して、490グローはマズメを中心に幅広い時間帯に対応できるのが特徴です。
初心者には490グローのモデルをオススメします。
ケイムラボディは紫外線で光るカラー

出典元:YAMASHITA
ケイムラ(蛍ムラ)ボディは、紫外線に反応して透明な光を発する特殊下地。
一見地味ですが、特定の状況で驚くほど効果を発揮します。
ケイムラは「光ってるように見えないけど、イカには見えている」という隠れアピール型のボディです。秋イカ終盤や産卵前のシビアな状況での、デイゲームには非常に有効なボディカラーです。
ネオンブライトとは

出典元:YAMASHITA
2023年以降のモデルで、ヤマシタが力を入れて採用が進んでいるのがネオンブライトです。赤・緑・青の3つの波長を使った視認性特化の最新下地カラーです。
まだ採用カラーは比較的少なめですが、今後の主流になる可能性も高い要注目技術です。
まとめ
エギ王の下地カラーは、一見似ていても光の使い方・見せ方がまったく違います。釣果を伸ばすためには、以下のポイントを意識しましょう。
✅ 晴天・澄潮なら → 銀・緑・ホロ・ネオンブライト(青)
✅ 濁り潮・曇天なら → 金・ピンク・ネオンブライト(緑)
✅ 夜釣りなら → 夜光・490グロー・赤・紫
✅ 朝マヅメ/夕マヅメなら → ケイムラ・紫・ピンク・ネオンブライト(赤)
エギ選びに迷ったときは、「光」と「視認性」の観点からボディを選ぶのがおすすめです。布の種類や重さとの組み合わせ方も踏まえて、さらに深掘りしていきましょう!