ヤマシタの定番エギ「エギ王LIVE」に、エギ王Kシリーズで人気を集めてきた3つの定番カラーが新たに追加されました。
登場したのは「モエモエグリーン」「スケスケキャンディ」「ぶちぶちコーラル」の3色。
いずれもKシリーズでは高い実績を誇るカラーであり、ユーザーの注目度も高まっています。
一方で、「同じカラーならどちらを選べばいいの?」「そもそもKとLIVEってどう違うの?」と迷う方も少なくないはず。
この記事では、追加されたカラーの特徴を整理しつつ、モデルごとの違いや選び方、購入すべきかどうかについて考察していきます。
エギ王LIVEにKの人気カラーが追加!発売スケジュールと注目点
2025年、ヤマシタから発表された最新情報によると、エギ王Kで長年支持されてきた定番カラー3種が、ついにエギ王LIVEシリーズに登場します。
このカラーもエギ王LIVEでデビュー!ケイムラボディで唯一クリアレインボーのマダラケイムラ発光を纏うスケスケキャンディ。ヘッドの視認性、澄潮に馴染む背色、ダメ押しのドット紫外線発光。これでもか!と機能が搭載された日中のエース!エギ王Kでも実績は折り紙付き✨️是非お試し下さい! pic.twitter.com/lqHEomRf11
— 川上英佑 (@eisukekawakami) July 26, 2025
▼ 追加されたカラー一覧
これらはエギ王Kモデルではすでに高い実績を残してきた人気カラーで、
シーズン中の釣具店やネットショップでは売り切れが出ることもある鉄板カラーです。
そのカラーがLIVEシリーズでも使えるようになることで、モデルを超えた使い分けの幅が広がる点は見逃せません。
▼ 発売スケジュール(号数別)
号数 | 発売時期 |
---|---|
2.5号 | 2025年8月上旬 |
3.0号 | 2025年9月上旬 |
3.5号 | 2025年10月上旬 |
それぞれ秋イカシーズンに合わせて順次リリースされる予定となっており、ベストシーズンに合わせた購入が可能です。
なお、エギ王LIVEとKでは、同じカラーでも水中でのアクションや使い心地が異なるため、
「モデルの違いを理解したうえで選ぶ」ことが非常に重要になります。
追加された3色の特徴と使いどころを解説
今回エギ王LIVEに追加されたのは、いずれもエギ王Kで定番として知られる実績カラー。
どのカラーも明確な特徴を持ち、それぞれ異なる状況に対応できる設計となっています。
ただし、LIVEとKではボディ構造や光の透け方が異なるため、同じ名前のカラーでも印象が微妙に異なる点は要注意です。
ここでは、各色の特徴と“どんな場面で活躍するか”をモデルごとのニュアンスも含めて見ていきましょう。
モエモエグリーン

出典:YAMASHITA
藻場や澄み潮に強い、ナチュラル系ケイムラカラー。
グリーン系の背色は、海藻と背景がなじみやすく、警戒心の強いイカにもプレッシャーを与えにくいのが特徴です。
LIVEモデルではやや透明感が強く、ボディ全体が淡めに感じられます。
一方、Kでは少し濃いめの発色とクッキリした背中で、輪郭が明確な印象を与えるカラーでした。
初心者にとっては、「何色を選んだらよいかわからない…」という場面で頼りになるタイプ。
派手すぎず、でもぼやけないという絶妙な立ち位置で、藻が多いポイントや澄潮時の定番カラーになり得ます。
スケスケキャンディ

出典:YAMASHITA
ブルーとピンクの背色に、ケイムラ虹ボディを組み合わせたカラー。
ヘッドがピンク色でサイトフィッシングでもエギの位置がわかりやすく、初心者にもおすすめのカラーです。
その名のとおり、光を透過しながらも「まだらに発光するケイムラ」と「虹色の反射」を融合させた色味です。
日中や澄み潮で、「とにかくイカに見つけてもらいたい」というときの選択肢として非常に優秀。
加えて、活性が下がった個体にも“喰わせ”のきっかけを与える色として使う人も多いです。
ぶちぶちコーラル

出典:YAMASHITA
ピンクとオレンジの明るい背色に、490グロー虹ボディを搭載した、視認性・発光力・万能性を兼ね備えたカラー。
特に「朝マズメや夕マズメ」「濁り潮」「ローライト」など、視界が悪いタイミングでしっかりアピールできるのが強みです。
K版では光の抜けが非常に強く、“攻めカラー”寄りの鮮烈な発光が特徴的でしたが、
LIVEではやや全体的に色が薄く、グローの主張が控えめに見えるケースもあります。
同じ色でも釣れ方は変わる?LIVEとKの違い
今回登場した3色はすべて、エギ王Kですでに実績のある人気カラーです。
しかし、「Kで釣れた色だから、LIVEでも同じように釣れる」とは限りません。
なぜなら、エギ王LIVEとKでは“アクションの性格”が大きく異なるからです。
見た目は同じカラーでも、水中での動きや姿勢の違いが釣果に直結するケースは多々あります。
エギ王K:フォール姿勢が安定し、初心者にも扱いやすい

エギ王Kの最大の特長は、着水後のフォール姿勢が非常に安定していることです。
Kモデルはボディ後方に重心があり、フォール中もブレずに水平に落ちていくため、
エギに余計な動きが出にくく、イカに“自然なエサ”として見せることができる設計になっています。
エギ王LIVE:潮流を活かす“ドリフト設計”

一方、エギ王LIVEは、水中でドリフトさせながら自然に誘うことを重視したモデルです。
フォール時の姿勢やボディ形状が設計上やや前傾ぎみで、
潮に乗せて“ふわっと流す”ことで、イカに違和感なくアプローチできるのが最大の特徴。
同じカラーでも“活かせる状況”が違う
例えば、スケスケキャンディをKで使うときは、フォールの安定性を活かして
澄み潮の中でもじっくり見せて抱かせる展開が得意です。
一方、LIVE版のスケスケキャンディなら、潮流に乗せながら流し込むことで、
横方向の誘いでリアクションバイトを狙う使い方が向いています。
同じカラーでも、モデルによって効く場面や使い方が変わることを理解しておくと、無駄な買い替えや釣果のブレを防ぐことができます。
最初の1本に選ぶならKシリーズがおすすめ
カラーの魅力はもちろん大切ですが、エギングにおいて最も重要なのは、自分に合ったモデルを選ぶことです。
今回LIVEに追加された3色はどれも実績ある優秀なカラーですが、
これからエギングを始める方や、初めてそのカラーを試す方にはKシリーズをおすすめします。
なぜエギ王Kが初心者に向いているのか?

エギ王Kは、エギの動きが非常に安定していて疑似餌としての再現性が高いのが特徴です。
ちょっとした操作ミスやラインの扱いでも動きが大きくブレにくいため、
「ちゃんと動いているのか不安…」と感じる初心者でも安心して使えます。
特に今回のような人気カラーは、Kの動きとの相性が非常に良いため、実力がしっかり発揮されやすいのもポイントです。
LIVEは扱いこなせば強いが、やや中級者向け

一方のLIVEモデルは、潮の流れを読む力や、ロッド操作のスキルが必要になります。
上手く使えば非常にナチュラルで効果的なアクションが出せますが、操作の違いで釣果に差が出やすいという面も。
こうした判断が必要になるため、「エギ王Kで釣れる動きを覚えてからLIVEに進む」という流れのほうが、結果的に失敗が少なく済みます。
K→LIVEへの“移植”は今後の布石か?
今回のように、エギ王KのカラーがLIVEに追加された流れを見て、
それぞれのエギ王Kでのカラー廃盤の可能性も多少あるように感じました。
2025年には新たに10色の新色が発表されました。
この新色追加の一方で、既存カラーの廃盤が進む可能性もあると考えています。
今回LIVEに追加された3色は、どれもエギ王Kの中でも人気のカラーではありますが、
ムラムラチェリーや軍艦グリーンなど誰もが必ず通るカラーではないと思います。
それをわざわざLIVE向けに再設計したということは、今後はLIVEのみに絞って展開される可能性もあると思います。
もちろんこれはあくまで個人的な見解です。
以前、軍艦グリーンがエギ王LIVEに展開されたあとに、エギ王Kの軍艦グリーンは廃盤になっていませんので、
あくまで可能性の一つです。
ただし、在庫があるうちに1〜2本確保しておくというのも選択肢の一つだと思います。
まとめ|この3色は買うべき?状況別おすすめ判断表

エギ王Kで長く愛されてきた人気カラーが、ついにエギ王LIVEにも登場した今年の新作。
モエモエグリーン、スケスケキャンディ、ぶちぶちコーラルは、いずれも使いどころが明確で、状況対応力の高いカラーです。
ただし、カラーの選択以上に大切なのが「どのモデルで使うか」。
同じ色でもKとLIVEでは釣れる状況が異なるため、自分の釣り方に合った選び方が求められます。
特にこれからエギングを始める方や、初めてこのカラーを購入する方には、Kシリーズでの購入をおすすめします。
安定した姿勢でフォールしやすく、操作ミスの影響も少ないKは、釣果につながる1本目として非常に優秀です。
一方、潮を読む力や操作の工夫ができる方には、LIVEモデルも有効な選択肢。
同じカラーでもモデルの特性を理解して選ぶことで、釣果の安定感は大きく変わってきます。
今回の新色追加は、K・LIVE両方を理解して使い分けていきたい人にとって大きなチャンスとも言えるでしょう。
「釣れる色」と「釣れるモデル」を、自分の中でしっかり整理して選ぶことで、
秋のエギングシーズンをより楽しめるはずです。